生きていく上で切っても切れないのがお金の管理。
お金の管理をするという事は、自分という人間を経営する事に等しいですから、きちんと計画性を持って、お金の稼ぎ方や使い道を考えていきたいものです。
ここでは、有意義なお金の使い道や管理方法を解説していきます。
また、真似してはいけないお金の使い方が下手な人の特徴も紹介しながら、お金のあれこれについて徹底的に解説していきたいと思います。
現在、お金のやりくりに困っているという方はもちろんですが、お金の管理を上手にできているという方もぜひ、本記事の内容に目を通してみてくださいね。
ちゃんと考えたい!有意義なお金の使い道

あなたは稼いだお金をどのように使っているでしょうか。
お金をいかに稼ぐかを考えるのはもちろん大切ですが、稼いだお金をどのように生かすかというのもまた、非常に大切なことと言えます。
そこでここでは、有意義なお金の使い方をするために必要な考え方をシェアしていきたいと思います。
最終的には自分の為になる、おすすめのお金の使い方としては以下の通りです。
- 自己投資
- 何かを達成した際のご褒美
- 貯蓄する
- 健康に投資する
- 住む場所にお金をかける
お金の使い方としては投資・消費・浪費とありますが、投資の割合が多くなればなるほど、自ずと稼げる力も身につきますし、最終的に自分の血肉となっていきます。
友好的なお金の使い道は、できるだけ早い段階で身につけておくと良いですよ。
自己投資
お金の使い方として、自己投資がうまくいけばそれほど良い事は他にありません。
自己投資と一口に言っても以下の通り、お金のかけ方は様々であり、自分自身をどのようにブラッシュアップさせたいかで、取るべき行動は異なってきます。
- 仕事の効率が上がるものを購入する
- 読書をする
- スキルアップする
- 遊びから気づきを得る
- 美を磨く
以下、これらの項目について解説を進めていきますよ。
仕事の効率が上がるものを購入する
あなたはまさか、もったいないからといって、古いパソコンをいつまでも使ってはいないでしょうか?
確かに物を長く大切に使うことは重要ですが、それによって仕事の効率が落ちてしまっては本末転倒です。
少々大きな出費になるとしても、スペックの高いパソコンを購入することで、最終的には投資した分以上のリターンが得られると考えましょう。
有名なYouTuberであるヒカキンもこのように言っています。
自分の夢や仕事に関する物は、その時自分が買える1番良いものを妥協せずに買ってきた
出典:youtube
お金の大小関係なく、その時に買える最大限良いものに投資することで自分へのプレッシャーにもなるし、後悔もなくなると。
私も仕事柄パソコンが必須なので、自宅用、事務所用、外出用はもちろん、多くのものに費用をかけています。
もちろん、パソコン以外にも、仕事の効率化を図ることができるアプリやアイテムがあれば、どんどん投資すべきです。
たとえば、有料ビジネスアプリで言うと、以下のようなものがあります。こちらも合わせて参考にしてみてください。
- 喋った言葉をそのままテキストに入力できるSpeechy
- 簡単にビジネス文書を作成でき、iCloudにバックアップ可能なSmartForm
- スマホで文書をPDFファイルに変換できるScanner Pro
読書をする
もしあなたが大切なビジネスパートナーを選ぶとしたら、以下のどちらの方を選びたいと思うでしょうか。
- 電車内でスマホゲームに夢中な人
- 電車内で小説やビジネス書などを読み耽っている人
もちろん、これだけで全てが決まるわけではありませんが、特に意味もなくゲームをしている方と、普段から読書をしている方では知識量はもちろん、知性においても大きな格差が生じるのは言うまでもありません。
この習慣が1年、5年、10年と続けば、もはや両者の差は目も当てられないほどに広がり、同じ土俵で会話をすることすら難しくなることでしょう。
ちなみに、普段から小説を読んでいる人は、他人の機微が分かるようになるため、ビジネスやプライベートにおいて、目の前の人の気持ちを先取りし、よりスマートな行動や立ち居振る舞いをすることができるようになります。
また、普段からビジネス書を読んでいる人は、ワンランク上のコミュニケーションが自然とできるようになっていたり、経営者目線で物事を捉える力が身に付いたりするため、特に意識することなく自然と生きているだけで、読書をしない層より明らかに知性が滲み出るようになります。
このように考えると、本の購入費や読書の時間を捻出することは、非常にリターンの大きい投資であることが分かりますね。
ちなみに私が実際に今まで読んだ中で大きく影響を受け、役に立った本はこちらです。
今でも何度も読み返したりするほど、影響を大きく受けました。
スキルアップする
仕事関連の資格の取得に投資するのも良いお金の使い方と言えます。
たとえば、副業で英語関係の仕事をしたいと考えている場合、英会話スクールに通うなどして英語のスキルを高めておけば、より質の高いアウトプットが可能となります。
その結果、副業をスタートした際に多くのお客様から信頼され、場合によっては、副業が本業になるほどに上手くいくかもしれません。
ここまでをイメージできていれば、英語の勉強に費やすお金や時間なども十分なリターンのある投資と考えることができますね。
また、将来的に人材不足が懸念されているエンジニア職に関する資格取得も狙い目です。
実際に、平成28年に経済産業省が発表した調査結果によると、2030年には約79万人のIT人材が不足するということがわかっています。参考元:『IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果』
この点を踏まえると、以下のような資格を今のうちに取得しておくことで、将来的に転職活動を非常に有利に進めることができるでしょう。
- 基本情報技術者試験・応用情報技術者試験
- システムアーキテクト試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- オラクルマスター
遊びから気づきを得る
本当に仕事のできる方は、オフの日にただ休息するのではなく、様々な体験を通じて自分自身を磨き高めています。
新しいアイデアや閃きは、遊びの中にこそ隠されているのです。
たとえば、普段は事務員をやっている人が、休日にディズニーランドに行くとしましょう。
ここで何も考えずにただ遊んでいる人と、仕事に関するヒントを得ようとしている人とでは、雲泥の差が生じます。
何か学びはないかとアンテナを張っている人であれば、ディズニーのカストーディアル(清掃員)を見た時に、以下のような考え方を得るかもしれません。
「なるほど!カストーディアルはただ掃除に従事するだけでなく、カストーディアルアートでお客様を楽しませている。一般の企業では雑用と見なされがちな掃除でさえも、アミューズメントに繋げることができるのか!」
この学びを自身の仕事に生かそうと思えば、以下のような価値観が生まれます。
雑用を花形の仕事のようにこなす。これを当たり前のように実践し続ければやがて、上司からこのような声が上がるかもしれません。
「これをやってくれた人は誰?この人に雑用をさせている場合ではない!」
美を磨く
スラっとした体格でビシッとスーツを着こなしたビジネスマン。でっぷりとした体型でシャツのボタンがはち切れそうになっているビジネスマン。
あなたならどちらの方から買い物をしたいと思うでしょうか。
もちろん、見た目が全てとまでは言いませんが、見た目に清潔感があり、スマートな体型をしている人ほど、ありとあらゆる場面において好印象を持たれるのは言うまでもありません。
以上を踏まえるとやはり、美しい見た目を維持するための投資は一切無駄になりません。
あなたはまさか、忙しいからといって、コンビニの菓子パンで食事を済ませていませんよね?
あなたはまさか、休日だからといって、一日中自宅でゴロゴロしてはいませんよね?
日頃の怠惰は確実に、外見に反映されていきます。ぜひあなたも、以下のような項目に対するお金や時間の投資について改めて検討してみてください。
- 質の良い食材を購入する習慣をつける
- 料理教室で料理や栄養学を学ぶ
- ジムに通う
何かを達成した際のご褒美
「ご褒美が投資になるの?」
と思われる方もいるかもしれませんが、適切なご褒美を設定することによって、目標を達成しやすくなるのは確かです。
たとえば、あなたが営業の仕事をしているとして、どちらの方がモチベーションを上げやすいでしょうか。
- 100万円の売り上げを目標にする
- 100万円の売り上げを達成できたら、自分へのご褒美を買うと決める
安定したメンタルをお持ちの方であれば、ご褒美なしでもモチベーションを保てるかもしれませんが、ご褒美があるとなると、俄然やる気になるのは皆同じかと思います。
ちなみに、私はご褒美を決めると先に買っちゃいます…。でも、それで目標のために頑張れるのなら、良いと思って、日々精進しています。
ご褒美の内容が投資に繋がるものならなお良し
ここでポイントとなるのが、せっかくお金を出してご褒美を購入するのであれば、投資に繋がるものをご褒美にできると理想だということ。
たとえば、以下のようなご褒美を設定するのはどうでしょうか。
- 高級革靴のジョンロブを購入し、ビジネスシーンで使う
- ザ・リッツ・カールトンに宿泊し、一流のサービスを学ぶ
- 最新のMac Bookを購入し、さらに仕事のクオリティを高める
もちろん、上記以外にも様々なご褒美があるかと思いますが、大切なのは、ご褒美をイメージした時に、思わず気分が高まってしまうようなものを設定することです。
ご褒美を設定したおかげで目標を達成でき、購入したご褒美が投資に繋がる。これほど最高なことはありませんよね。
貯蓄する
「貯蓄が大事なのはわかるけど、なかなか上手くいきません!」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
貯蓄をする上でのポイントは、貯蓄を後回しにしないこと。具体的には以下のいずれかの方法がおすすめです。
- 給与から天引きされるかたちで貯蓄されていく財形貯蓄を利用する
- 給与から最初に貯蓄したい金額を確保し、残りのお金で生活費のやりくりをする
上記を励行すれば、自ずと貯金は貯まっていきます。
人によっては貯蓄を習慣にすることで、いかに今まで無駄遣いが多かったかという事実に気づかされることでしょう。
趣味=貯金はモテない人の典型
貯蓄することは大切ですが、貯金すること自体が趣味になってしまわないように注意が必要です。
なぜなら、貯金することばかりに目がいってしまうと、自分自身を磨き高める為の自己投資ができなくなってしまうためです。
- 1,000万円の貯蓄があるけど、特別仕事ができるわけでもなく、教養もない人
- 貯蓄は100万円だけど、10,000冊の本に投資し、学んだ内容を仕事に反映させている人
上記2名であれば、どちらの方が求められる存在かは言うまでもありませんね。
前者はいつまでも経ってもうだつが上がらず、後者はどんどん昇進していく。
すると結局、最終的には後者がより潤沢な年収を獲得することになり、意識しなくても自然と貯金が貯まるような流れを作ることができるのです。
健康に投資する
「健康に投資するって、あまりピンときません。」
と思われる方もいるかもしれませんが、冷静に考えてみましょう。
日本は世界的に見ても医療大国とは言われているものの、人生最後の10年を生活習慣病と戦いながら過ごす人が多い国でもあるのです。
参考元:『厚生労働省(特集 自分で守り・つくるヒントがある!考えてみよう 私自身の健康生活)』
厚生労働省が発表している健康寿命の平均寿命の差を見てみると、他人ごとではありませんよね。
仮に人生最後の10年を病院のベッド上で過ごすとしたら、果たしてどれだけの医療費がかかるでしょうか。受給できる年金が減少傾向にあることを踏まえると、想像するのも怖いですよね。
ここまでをイメージすれば、できるだけ若い頃から健康に対して投資すべきなのは自明の理であり、将来莫大な医療費を支払わずに済むように、健康維持に対してお金を使う必要があるのです。
食事・睡眠・運動の質を見直す
健康を維持する上で大切なことは食事・睡眠・運動の質を高めること。誰でも知っていることなのに、なかなか実践するのは難しいですよね。
ところが、実践するのは難しいと言い続けて、人は最終的に病気になってしまうのです。
2人に1人がガンになってしまうような時代ですから、健康に対しては思い切り投資しても無駄にはなりません。
美に対して投資するという項でお伝えした内容を含みますが、以下のような項目に対してお金をかけるのが良いのではないでしょうか。
- 質の良い食材を購入する習慣をつける
- 料理教室で料理や栄養学を学ぶ
- ジムに通う
- 通気性に優れたベッドや枕など、ワンランク上の寝具を購入する
住む場所にお金をかける
「え、固定費はできるだけ削った方が良いのでは?」
と思われる方もいることでしょう。
もちろん、固定費を抑えることができれば、毎月の出費が減りますから、年間ではかなりの節約になることは間違いありません。
ただし、住む場所に対して以下のような考え方を持ってお金をかければ、投資としての大きな意味合いを持つのではないでしょうか。
- 職場からできる限り近いところに住む
- できるだけ便宜性の高いエリアに住む
以前は、職場と自宅は離れている方が良いという方も多かったですが、今では通勤時間の無駄から近場を選ぶ人が多くなってきています。
もちろん、通勤時間は読書の時間というように、自分に投資しているなら優秀です。
時間は多大なるコスト
たとえば、あなたが東京の会社に勤めているとします。
しかし、都心に住むのは家賃が高いため、都心まで電車で1時間程度必要な場所に住むことに決めました。
すると当然ながら、会社から自宅の往復だけで2時間が必要です。
2時間×週5日出勤で10時間。一ヶ月に20日出勤すると考えると、実に40時間は通勤時間に費やしていることになります。
この毎月の40時間を、もし以下のような時間に充てることができると考えれば、多少家賃を上乗せしてでも、利便性の高い都心に住む方が良いと思えるのではないでしょうか。
- 睡眠に充てる→寝不足を防ぎ、日々のパフォーマンスが上がりやすい
- 資格取得やスキルアップなどの勉強時間に充てる→本業において昇進しやすい
- 自宅でできる副業の時間に充てる→お小遣い程度の収入が確保できる
お金を節約することも大切ですが、場合によってはそれ以上に、時間を節約することも重要なことと言えますね。
お金の使い方が上手な人の特徴

「お金の使い方に気をつけなければいけないのはわかっているけど、なかなか上手く行きません!」という方もいることと思います。
そこでここでは、お金の使い方が上手な人の特徴について見ていきたいと思います。お金の使い方が上手な方々に共通する特徴は以下の通りです。
- 貯蓄を最優先に行う
- 収入の割合を考えて使っている
- 投資に結びつくかどうかを常に考えている
早速、それぞれの項目について解説を進めていきましょう。
貯蓄を最優先に行う
本記事でもすでに触れましたが、貯蓄する上でのコツは以下の通り、貯蓄を最優先に考えることがポイントです。
- 給与から天引きされるかたちで貯蓄されていく財形貯蓄を利用する
- 給与から最初に貯蓄したい金額を確保し、残りのお金で生活費のやりくりをする
たとえば、毎月5万円は貯金したい!と決めたのであれば、給与からまず、5万円を抜き取り、他の口座に預金するなどして、手をつけないようにします。
すると、残りのお金でなんとかやりくりしなければならなくなりますから、無駄遣いが必然的に減っていくのです。
毎月一定の貯蓄を継続していれば、赤字になることはありませんよね。この貯蓄最優先という習慣を身に付けることができれば、お金の管理が一気に楽になることでしょう。
収入の割合を考えて使っている
月収30万円の人と、月収100万円の人では、各項目に対して使うお金の額が全く異なります。
つまり、毎月の収入に対して、支出の項目ごとにどれくらいの割合を充てることができるかを考えておくのがポイントと言えます。
たとえば、以下のような指標を参考にしながらお金の使い方を考えると、大きく失敗することはありません。
- 収入に対する家賃の割合は3割程度が目安
- 消費支出における飲食費の割合を示すエンゲル係数は、おおよそ25%程度が平均的
収入が30万円の方なら、家賃は高くても9万円以内が妥当ということですね。
また、30万円のうち5万円を貯金に回し、残りの25万円を使うのであれば、飲食費は25万円の25%=62,500円までに抑えることができると良いでしょう。
投資に結びつくかどうかを常に考えている
お金の使い方が上手な方は例外なく、使ったお金が投資として生きるかどうかを常に考えています。
たとえば、食費は誰にでも発生する費用ですが、お金の使い方が上手な方は決して、節約目的で100円の菓子パンに手を伸ばしたりはしません。
「朝食が100円の菓子パンで済むなら安い!」
と考える方もいるかもしれませんが、菓子パンを常食していると確実に健康寿命を縮めることは言うまでもありません。
最終的には病院でお世話になり、莫大な医療費がかかってしまうと元も子もないですね。
以上を踏まえると、菓子パンの値段は100円ではなく、100円+あなたの寿命が菓子パンの値段と考えることもできなくはありません。
それならばたとえ1食に500円や1,000円をかけてでも、ヘルシーなお野菜や魚などを食卓に並べ、未来の健康を守った方がコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
真似は禁止!お金の使い方が下手な人の特徴

先ほどはお金の使い方が上手な方の特徴を紹介しましたが、ここでは逆に、お金の使い方が下手な人の特徴をお伝えしていきたいと思います。
お金の使い方が下手な人の特徴としては、以下のような項目を挙げることができます。
- 収入の割合を考えていない
- 浪費の割合が多い
- 見栄を張るための買い物が多い
早速、それぞれの内容について解説を進めていきますよ。
収入の割合を考えていない
お金の使い方が下手な人は、収入の多寡と支出の割合のバランスを一切考えていません。
たとえば、都心の職場にできるだけ近い所に住むことが大切というのは、投資の考え方としてはありですが、許容範囲を超えてしまうと固定費が上がりすぎて大変なことになります。
収入30万円の人が、家賃15万円の部屋を借りてしまうと、毎月の支払いが大変ですよね。
ただし、以下の2つの考え方を併せ持っていれば、できるだけ都心に近く、かつ家賃は9万円までに抑えるという選び方ができるのです。
- できるだけ職場に近い所に住むことが大切
- 家賃は収入の3割までが適切
食費に関しても同様で、エンゲル係数は多くても25%までという割合の基準を持っていなければ、外食や飲み会で散々し、月末にはモヤシ生活を送ることになってしまいます。
浪費の割合が多い
お金の使い方の上手な方と下手な方の差は以下の通りです。
- お金の使い方が上手な人は投資の割合が多い
- お金の使い方が上手な人は浪費の割合が多い
浪費の代表格と言えばギャンブルです。
もちろん、時には賭け金が数倍に化けることもありますが、冷静に考えてみてください。
パチンコを始めとするありとあらゆるギャンブル関連のビジネスが成り立っているのは、賭けに負けている人の方が圧倒的に多いからですよね。
また、全く買う予定もなかった商品を衝動買いしてしまうのも浪費に含まれます。
酷い場合は、衝動買いをして自宅に持ち帰った後、その商品をなぜ購入したのかが自分でもわからず、全く使うこともないまま捨ててしまうようなことさえあるのではないでしょうか。
ギャンブルや衝動買いなどの浪費に手を出しそうになったら、一呼吸おいて、自分に問うてみましょう。
そのお金は、未来に繋がりますか?
見栄を張るための買い物が多い
あなたはまさか、以下のようなものを見栄を張りたいが為に所有していたりはしないでしょうか。
- 高級車
- ブランド商品
- 年会費の高額なクレジットカード
もちろん、見栄を張りたい気持ちが一切ないのであれば、上記のような品々を所有するのも良いと思います。
ただし、彼女の前でカッコつけたいからと、収入に見合わない高級車に手を出したり、ブランドものの一つでも持っていないと恥ずかしいという思いから、背伸びしてさほど欲しくもないブランド商品を購入するのはナンセンスですよね。
見栄を張れば張るほど、あなたのお金と魅力は減っていくということを肝に命じておきましょう。
まずはコツコツできることから始め、いわゆるアッパーマス層を目指したいですね。
皆のお金の使い道は?
「お金の上手な使い方は理解できました!でも、他の人のお金の使い方が知りたい!」
と思われている方もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、皆のお金の使い方を紹介していきたいと思います。
以下をご覧いただければ、「なるほど!そんな使い方もあり!」と新たな発見に繋がるかもしれませんよ。
貯金したお金の使い道1位は老後のため!
以下、20歳から59歳までの労働人口225人に対して実施されたアンケート結果を参考にし、「貯金する最も大きな理由は?」という問いに対しての回答を見ていきましょう。
1位:老後のため(30.6%)
2位:子供の学費や生活費(21.3%)
3位:事故や病気の際の備え(19.4%)
4位:欲しいものを買う(12.5%)
5位:旅費(6.3%)
6位:お金を貯めること自体が楽しい(3.1%)
7位:冠婚葬祭の費用(2.5%)
その他:4.4%
ご覧の通り、30%以上の方が、老後の備えに対して高い意識を持っていることがわかります。
2位以下は子供の学費や生活費、事故や病気の際の備えと非常に堅実的とも言える結果が出ていますね。
確かにこうした費用はいずれ必要になるものであり、貯めておかなければならない項目とも言えるでしょう。
最も高価な買い物はマイホーム
続いて「この1年間で買った一番高価なものと、その価格を教えてください。」という問いに対する回答について見ていきましょう。
1位:家(4,500万円)
2位:車(1,000万円)
3位:葬儀(200万円)
4位:家族旅行(150万円)
5位:パソコン(30万円)
やはり最も高価な買い物には、家が1位にランクイン。2位以下は車、葬儀費用と続く結果となっています。
ご覧の通り、家族に対して使う費用が多く、当然ながら家族が増えれば支出は自ずと増えるということがありありとわかりますね。
したがって、自分の為はもちろんのこと、自分の家族の為にもしっかりとお金の管理をしていくことが大切と言えるでしょう。
家族が増えれば増えるほど使えるお金は減る!
先ほどのランキングですでにお気づきの通り、家族が増えるに伴って支出は増えていくため、当然ながら自分自身に使えるお金は減っていきます。
独身貴族という言葉がありますが、役職に就いている妻子持ちのサラリーマンよりも、平社員の独身サラリーマンの方が裕福(自由に使えるお金は多い)というケースは往々にしてあります。
以下、独身の場合と家族がいる場合では、どの程度使えるお金に差が出てくるのかについて見ていきましょう。
独身の場合
総務省統計局のデータによると、平成30年度の単身者(勤労者)世帯の1ヶ月当たりの平均収入および支出は以下の通りとなっています。
可処分所得:268,462円
食費:44,606円
住居費:27,325円
光熱・水道費:10,419円
家具・家事用品:4,539円
被服および履物:6,928円
保険・医療:6,098円
交通・通信:29,237円
教養娯楽:20,592円
その他消費支出:29,058円支出合計:178,802円
参考元:『政府統計の総合窓口(e-Stat)』
可処分所得の268,462円から支出合計の178,802円を差し引くと、89,660円という数字が出てきます。こちらが独身の方が自由に使えるお金ということになりますね。
家族がいる場合
次に、家族がいる場合はどうでしょうか。
以下、4人世帯の方の平均収入および支出の内訳を参考にしながら見ていきましょう。
可処分所得:451,950円
食費:78,573円
住居費:16,850円
光熱・水道費:21,432円
家具・家事用品:11,406円
被服および履物:15,089円
保険・医療:11,647円
交通・通信:52,380円
教育:39,003円
教養娯楽:34,485円
その他消費支出:46,263円支出合計:327,128円
参考元:『政府統計の総合窓口(e-Stat)』
可処分所得の451,950円から支出合計の327,128円を差し引くと、124,822円という数字が出てきます。
もちろん、4人世帯ですから、124,822円を丸々一人で使えるわけではありません。
小遣い制を採用している世帯においては、大黒柱である夫が自由に使えるお金がたったの数千円といった話もよく耳にしますよね。
以上を踏まえるとやはり、家族がいる場合と独身の場合を比較すると、圧倒的に独身の方が自由に使えるお金は多いと言えます。
したがって、独身の間にできるだけ、計画的に貯金をするなどして、将来の備えておくのがベターですね。
収入増の為にキャリアアップ・転職も1つの選択肢に

「お金の使い方については理解できたけど、そもそも収入が少ないのも問題な気がする。」
と思われている方もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、収入アップを目指したいと考えている方に向けて、キャリアアップのススメについてお話をしていきたいと思います。
お金の使い方が上手な方の特徴を理解できたあなたであれば、これから大きく収入が増えたとしても、浪費することなく、攻めと守りのバランスが取れたお金の使い方ができることと思います。
今以上の収入を獲得できる可能性は大いにある
あなたはまさか、自分を過小評価し、これ以上年収が上がることはないと落胆してはいないでしょうか。そうやって決めつけてしまうのはまだ早いです。
方法によっては、あなたが今以上の収入を獲得できる可能性は十分にあるのです。
そもそも、副業以外で収入を増やそうと思った時にできることは以下の2つです。
- 今の職場で昇進する
- 転職する
職場で昇進するというのは時間もかかりますし、タイミングなどの運の要素も関わってくるので、今すぐに年収の大幅アップを図るのは少々難しいかもしれません。
一方で、転職するという選択肢であれば、少々決断力が求められますが、うまくいけば一気に数十万、あるいは百万円以上の年収アップも夢ではないのです。
複数の転職サイトに登録しておくだけで心の安定が得られる
「確かにそうかもしれないけど、今の職場が嫌いなわけじゃないし、転職するには勇気が足りない。」と思われる方がいるのも当然のことと思います。
そんなあなたにおすすめしたいのがこちら。
- 複数の転職サイトに登録だけしておく
- 今以上の年収が獲得できる企業にはどのようなところがあるか把握しておく
そう。何も一気に転職まで決断し切らなくても、転職サイトに登録をしておくだけで、「いざとなったら転職して年収アップができる!」という圧倒的な心の安定を得ることができるのです。
ちなみに、一口に転職サイトと言ってもその種類は様々。
たとえば、あなたのこれまでのキャリアに自信があり、かつ高い年収を獲得したいのであればビズリーチ、ありとあらゆる業種の様々な企業に目を向けてみたい方はリクナビNEXTなどがおすすめでしょう。
「実際には転職しないけれど、お試しで。」
という感覚からスタートし、各種転職サイトを定点観測していれば、思わぬレア求人との巡り合いを果たし、あなたの人生が大きく好転するかもしれませんね。
お金の使い道は有効的に!
年収が高いのは素晴らしいことですが、年収が高ければ高いほど余裕のある暮らしができるわけではありません。
たとえば、以下の2人を見てあなたはどう思うでしょうか。
- 毎月手取りで15万円だが、毎月3万円ずつ貯金をし、堅実な暮らしをしている人
- 毎月手取りで100万円超えだが、借金は1,000万円以上。毎月支払いに追われている人
そう。年収をアップさせるに越したことはないものの、それ以上にいかにお金を管理するかということの方が遥かに重要なのです。
ぜひ、本記事の内容を今一度振り返っていただき、お金の使い方に関してさらにブラッシュアップできないかを考えてみてください。
ちょっとしたコツを取り入れるだけで、毎月自由に使えるお金が増えるかもしれませんよ。